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N氏が来店される。
私.「どうも大楽器祭の時はありがとうございました。」
N氏.「ガハハハハ。いやー楽しめたよ。だけどこの前の土曜日も面
白かったね。」
私.「そうですね。」「私は、恐怖のハロウィン・サービスで泣けましたけどね。」
そこにW氏とK氏が現れ、W氏.「早速盛り上がっていますね。何の話なんですか。」
私.「昨日、お話したハロウィン・サービスでです。」
W氏.「ハハハ、例のサービスですね。」
K氏.「何ですかそれは。」
私.「やめましょう。始めから脱線していると収拾が付かなくなりますから。」
N氏、W氏大爆笑。
私.「それはそうと、WさんKさんこの前の大楽器祭の時はありがとうございました。」
K氏.「色々なセミナーも面白かったし、楽しめました。ただ、会場の方は試奏できるというのは良いですけど少し辛かったですね。音が大き過ぎるし色々な音が混ざってて。」
W氏.「仕方ないと言えば仕方ないんでしょうが、エレキや打楽器の所はそうでしたね。」
私.「確かに。でもほんとセミナーは、それぞれとても良かったですね。ブースに居なくてはいけないので一部しか見れなくて残念でしたけど。」
N氏.「知らなかった製品とか、面白い新製品とかもあって結構多くカタログをもらってきてしまったよ。」
私.「私もすっかりカタログ小僧化してしまいました。」 「そうそう話は変わるけどKさんありがとう。作っていただいたピックガードぴったりでとても良いよ。」「時間は掛かったけど。ガハハハ。」
K氏.「ピッタリ付きました。良かった。」
N氏.「使いまくってますよ。ガハハハハハ。」
私.「今日、Kさんのお持ちになったギターケース大きいですね。中身はなんですか。」
K氏.「今日はFender Japanのワンオフのダブルネックを持ってきました。」「大蔵さんがハコ物をやろうと言っていたので、これもシンラインですから。」
私.「私はアコのつもりだったですが。」
W氏.「ハハハハ、これKさんの家で見せてもらったやつですね。」
W氏.「ハハハハ、これKさんの家で見せてもらったやつですね。」
K氏.「これって何年か前の楽器フェア用に作られたショーモデルなんですよ。'93の時のかな。」
N氏.「これは凄い。反則だねー。ガハハハハ。」
K氏.「変な物でしょう。」
N氏.「Kさんはマニアだからなー。」
K氏.「6弦の方がリバースヘッドになっているのが良いでしょ。6弦側のペグが回しやすいように。」
「あとネック材とても良いでしょう。」
私.「良く考えて作られていますよね。ダブルネック自体が使いづらいというのは別
にしてこのギタ−。」
「バランスも良いし操作系も良いし。」 「あとこのネック本当に良いですね。」
K氏.「ストラト形というのも良いでしょうよ。」「6弦のシングルネックの市販の方はテレキャスボディだったから、これいかにもスペシャルという感じで。」「それにダブルネックだったらこれの方がバランス良いし。」
N氏.「いくら位
したの。」
K氏.「結構安く手に入れたんですよ。」
私.「ウーン、良い、だけれど使い道がー。」
N氏.「大丈夫。見た目でいけるよ。ガハハハ。」
私.「これはピエゾも付いているし音的にはかなり色々な事ができると思います。でも私には使いこなせそうもないです。」「でもちょっと欲しい。」
K氏ダブルネックを弾きながら「結構鳴るでしょ。」
私.「ダブルネックって弾いてない方も振動してハモるでしょ。これが、独特のリバーブ感を出して面
白いですよね。」
K氏.「それを狙ってギブソンのEDS-1275を使ってた人がいましたよね。」
私.「そういえば、KさんFenderのダブルネックもう1本持っていましたよね。」
N氏.「げー、まだあるの。」
K氏.「U.Sのやつが。」
N氏.「もーマニアなんだから付ける薬はないね。」
私.「Nさんだって人の事はいえないですよ。最近ジャガーを買ってはまっているんですから。」
K氏.「えっ、Nさんがジャガー?」(FenderのJaguerが、N氏のギターの好みとまるで違うので。)
私.「ジャガーってイギリスの車のジャガーです。」
W氏、爆笑。
私.「今日は、ハコ物と言う事で私の可愛い子供のAngel 7で盛り上がって下さい。」
N氏.「Angel 7、オレも持ってるよ。」「オレのAngel 7はとてもくさい音が出せるから好きだよ。」と言ってAngel7を弾き始める。
K氏.「ギターが何でも、全部ブルースですね。」
私が、マイナーコードを弾くとN氏.「また、暗いんだから。」
W氏.「大蔵さんフォークに持って行こうとしてますね。」
私.「そうです。実は、Kさんも好きなんですよ。」
N氏.「Angel 7ってボディサイズが少し小さいけどボディの厚さは結構あるんだよ。この深い胴が、ブルージーな音を出せる元なんだろうね。」「あとこのサイズで良く鳴るよねー。」
K氏.「でも繊細な音も出ますよねこれ。」「戦前のギターをイメージして作ったんですよね。」
私.「そうです。自分の好きなギブソンのニックルーカスとか古い小ぶりマーチンとかをイメージして考えました。その辺の音を出すギターってあまり今は無いですから。」「それから極端な癖がないようにも考えながらやりました。」
N氏.「確かに、今、こういう感じのするギターは無いよね。」
K氏.「ほかのAngelシリーズもそうだけど、音も含めて可愛いというか、愛せますよね。」
私.「ありがとうございます。」
K氏.「こういう、マテリアルの小振りのギターは、あまり在りませんしね。今は。」
私.「このシリーズは全てメイプルバックサイド、スプルーストップ、マホガニーネック、ローズ指板です。」
K氏.「このプライスで良くまとまっていますね。」
私.「ありがとうございます。」
N氏.「アコギというと実は今欲しいのがここにあるんですよ。」「来ると良く試奏させてもらうんだけどあそこのハカランダのD-28。」「ハカランダは、やはり次元が違って良いね。」
「鳴りっぷりが良いし、倍音の出方がとても良いからリバーブ感が適切な感じで出ているよね。とにかくバランスが良い。」「マホのマーチンも良いけど今はこれが欲しい。」
K氏.「マーチンは良いですね。」「ドレッドノートは、結構難しいから材と作りの良さに全て掛かってしまいますからね。やはりマーチンでないと、というところがありますね。」
私.「そうですね。ドレッドノートとひょうたん形と比べるとひょうたん形の方が音響的には優れていますから、もちろん何でも良いという話ではないですが、形が有利な分、ひょうたん形の方が良い意味で材とかを選ばないところもあります。」
W氏.「いわゆるフォークギタ−というと、コピーモデルも含めてドレットノートのイメージが強いんですが、音饗的にはあまり良くない形なんですか。」
私.「ひょうたん形のものと比べるとそうです。」「音のバランスについては、特にひょうたん形の方が有利ですね。」「逆に言うと、マーチンが素晴らしい作りでそれをカバーしていると言えます。」
再びN氏がAngel 7でブルースを弾き始める。
N氏.「マーチンは何でもこなすけど、やはりどブルースにはAngel 7が良いなー。」
Kも000-28で絡んでブルースセッションが始まる。私が、しつこくフォークの方に持っていこうとAngel
7で弾き語りを始めると。
W氏.「だめですね。おやじにアコギ持たせると、てんでにやりたいこと始めますから。すぐ音が出るものだから。」K氏が弾きながら「皆、協調性が無い。」
私.「老い先短いんで、わがままになるんですよ。」
K氏が、色々と弾き始めると。
たぬき女史.「ほんとKさんて、あらゆるジャンルを弾きますね。ベースも弾くし。」
N氏.「何それ。」「俺はブルースしかできないんだって。」
K氏.「指が疲れる。」
N氏.「何もう疲れたの。修行が足りないな。」
私.「フォークやりましょう。フォーク」
収拾が付かなくなってしまったので。
ー中略ー
アルコールも入り、ひとしきり騒いだので静かになり。
W氏.「いやー賑やかでしたねー。」
K氏.「おやじは、協調性がない。」
W氏.「ハハハ、困ったものですね。」「教訓としては、おやじにすぐ音の出るものを渡さないということですね。」
私.「でも、アコギは楽しい。」「つい歌いたくなるし。」
たぬき女史.「私は、昔、大蔵さんが、べろん、べろん、に酔っぱらって、部屋の角で壁に向かい、泣きながらアコギを弾いて70年代のフォークソングを歌っているを目撃した事が在ります。」
一同大爆笑。
K氏.「たち悪いですね。」
W氏.「困ったもんですね。」
N氏.「ガハハハハハハ、暗いなー。」
私.「・・・・・・・・。」「ちくしょうー泣きながら歌ってやるー。」
K氏.「やめてくださいね。」
私.「最近、色々辛い事が多いんですからですから。」
N氏.「ガハハハ、ハロウィンサービスとか。」
私.「そうです。私、今だにハロウィンサービスについて納得がいかないものがあるんですが。」
N氏.「ガハハハ。可哀想だったよね。」
K氏.「だから、それは何ですか。」
この後ハロウィンサービスの話でまた盛り上がったのですがこの辺で終わりにさせていただきます。
1998年12月
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