おやじの館アーカイブス
Vol.8 1999年7月 おやじの家庭訪問 N氏宅
参加者は、お客さんのK氏、N氏、と私大蔵とたぬき女史です。
Ken Guitarsで何時も、ギター、車、その他諸々好きなものの話で盛り上がるおやじ達。今回は、その『おやじの館』のメンバーの一人、N氏宅にK氏と私大蔵とたぬ き女史が、お伺いして盛り上がった時の様子をご紹介します。

私.「いやーどうもおじゃまします。」N氏の愛犬サラに熱烈な歓迎を受ける。とっても可愛い!! (ちなみにN氏宅にはなぜか動物がいっぱい居てサラ以外に兎のオスカル、大きいハムスターの花子、小さいハムスターのラリー・・・・・・とにかくいっぱい。)
K氏.「私猫好きで、犬苦手なんですよ。」

私.「えー、こんなに可愛いのに!!」

たぬき女史.「可愛いですね。」

N氏.「ガハハハハハ、まあ上がってよ。」

K氏.「おじゃまします。」

早速、N氏宅の2Fにあるスタジオへ。

私.「いつ来てもおかしいのは、このスタジオ入り口の『娯楽室』というプレート。」

K氏.「確かに娯楽の部屋ですからね。」部屋の中に入って「また色々増えてませんか。」

N氏.「そうなんだよ、少し使わないもの減らしたんだけど、またLes Paulを2本買ってしまったから。」

K氏.「好きですねー。」

私.「人の事は言えない言えない。」

N氏.「いやーそれぞれの音があるからそれぞれの使い道があるしライブのときはサブがいるから。」

私.「Nさんのライブを初めて観た頃は、Nさんは何時もES-335を使っていて、その後は良くストラトを使っていたので、あまり、Les Paulのイメージではなかったんですが。」

N氏.「そうね、ヒストリックが出るまで、本物のオールド以外使えるLes Paulがなかったからね。」「本物は、凄く高いし。ガハハハハハハ。」

K氏が、真空管のストックを見て「こっちも増えてませんか。」
N氏.「オーディオも真空管を使っているから沢山いるんで、そこら中探して良い球を集めているんですよ。」「それから測定してペアを作って使っているんですよ。」K氏.「Nさんって実は、相当なオタクなんですね。探す労力を考えてももう大変。」

N氏.「Kさんほどじゃないよ。ガハハハ。」「ともかく必要に迫られているからなんだよ。。ガハハハ。」

「ともかく、必要に迫られているからなんだよ。ギターアンプもオーディオも球を使っているから。」「球で音は、まるで変わってしまうからね。 自分の好きな音を手に入れたらそれを維持したいから同じ球を沢山ストックしてしまうし、違う球を見つけたら試したくなるしね。」N氏ボーカルものをオーディオで流し始める。

K氏.「でも、測定して、選んで、ペアにして使ってる人はめったに居ないでしよう。」

N氏.「パラプッシュ用は、4本スクワッドにして使っているよ。」

K氏。「ところで、オーディオのスピーカーは、アルティクの604系の同軸でしたよね。」

N氏.「そうだよ。箱は国産で。」

私.「私は、604系の同軸コアシャルホーンでこれだけ自然な音がするのに会ったことがありませんね。」

K氏.「やはりプレーヤーの人が出す音は、音楽してますよね。」「ぱっと、とても楽しめる音が自然と出ている。」

私.「そうですね。オーディオも感性の問題だから、ただ機材を山ほど積み上げても良い音はしないですからね。」「ほんと良い音。」

K氏.「604-8E辺りは、一般 的には難しいとされているスピーカーですからね。」

私.「今度、店の方のスピーカーをJBLの075とD-130で組もうと思っているんですよ。」

K氏.「それは、また、えぐい組み合わせで。」

私.「好きなんですよこの組み合わせ。Kさん手伝ってね箱作るの。」

K氏.「え、箱作るの。D-130じゃデカいよね。」

私.「そう、250リッターぐらいのを。」

K氏.「やめましょーうよ。この年で重いもん辛いですよ。気力も持ちませんよどうせ。」

私.「平気、平気、ちょろいちょろい。」

K氏.「重いよー。」 (材を用意したのですが未だに製作にかかっていません。私の気力と体力が続かなくて。K氏の意見は正しかった!?)

K氏.「話は変わるけど、このLes Paul良く鳴るね。私も欲しい と思ったんだけど。」

N氏.「そうなんだよ。それでついまた買ってしまったんだよ。」「よく楽器屋に行っているとあるんだよ。俺の為のギターだって、俺に買ってくれって言っているギターが。」「Ken Guitarsに週1度は寄るんだけど、よく新しいのが入荷しているだろう。この前も、これ、弾いたら凄く良かったから買っちゃったんだよ。」

私.「このギターが入荷した時に私とSさんとで『このLes Paul凄く良く鳴るし、腰があって良い音だよね。』と盛り上がっていて、『Nさんが、弾いたら、うーん俺のだ! と言いそうだね。』と言っていたら偶然、Nさんがその場に現れて、そのとおりになって、Sさんと大受けしてしまったんですよ。」

N氏.「ガハハハハ。俺に使ってくれって、ギターが言ってたんだからしょうがない!!」

K氏.「確かに、ギターが呼んでいる時ってありますよね。」「弾き出すと止まらなくなったり……。」

N氏.「ガハハハそうね。」

私.「私は、最近あまりそういう事がなかったですが、この前アメリカから着いたギターの中に一本欲しいの在って今悩んでるんです。」「安いギターなんですぐに自分のものにしようと思えばすぐになるんですが、これを繰り返しているときりがなくなってしまうし。うーん。」
K氏.「あーあの時のですね。」「私、ちょうどその時 Ken Guitarsに居て、梱包を片付けるの手伝わされたんですよ。パッキン代わりに入れられてきた古英字新聞の山と格闘させられてまいりましたよ。」

N氏.「可哀想に。」

私.「良く言うじゃないですか。立ってるものは客でも使えって。」

K氏.「絶対に言わない!!」

N氏.「ところでKさん、秋葉の某所で見つけたんだけどこの真空管安くて結構いけるんだよ。」 「綺麗な音ではないけど元気があって荒っぽい音が結構いけるんだよ。」K氏.「ロシア製ですね。確かにロシアの球って音がギャンギャンしているからある種のロックなんかには合うでしょうね。」

私.「私は苦手ですね。この手の音。」「チャイナ管の平面的で、どこか透明感の無い音より良いですが、何と言っても昔のアメリカ製の球の骨太で透明感、リバーブ感のある音が一番ですね。 それに、耐久性も抜群ですし、あれを超える物は無い。」

K氏.「そうですね。ましてオールドフェンダーのアンプには、GEやRCAやそういったアメリカ製の球でないと魅力半減ですからね。」 「ただ、本物のUSA管は、ほとんど手に入りにくくなっててるし、在るとやたら高い。」

私.「私は、店で販売したアンプの為もありUSA製の管を3000本以上確保していますが、無くなる一方ですから困っています。」 「何しろ、秋葉でもまったく無くなってしまった物が多いですし、アメリカで探しても最近はさすがに少なくなってしまいましたし、あってもやはり高い。」

K氏.「楽器店では、まずその手の良い球は見かけませんしね。」

私.「全部の楽器店がというわけではありませんが、例えば手に入りにくい5AR4(GZ34)の変わりに、見た目が似ているからといって、5V4を代わりに、さもそれが良い、と言って売っていたりするから困りものです。」

K氏.「5V4てどんな球なんですか。」

私.「外見は、5AR4の大きさで良く似ていますが電気的には5U4GBに近いものです。

真空管アンプは、結構ファジイな所がありますから、5AR4のところに5U4GBや5V4を挿しても動きます 。ただ音的には、1番影響の大きい整流管ですからかなり音は変わってしまいます。」 「真空管にも、固有の音があります。不思議な事に、メーカーの違いによるものだけでなく、整流管だと5Y3GT、5AR4、それからギターアンプには使用されていませんが5R4が何故か音が良い。音が、太く豊かで、リバーブ感、空気管が豊かです。もちろん、電気的にはそれぞれ違いますし、当然組み合わせるパワー管も違うのですが。ところが、代用できるので、5AR4のところに5U4GBを入れるとかなり細いというか、ちょとしょぼい音になる。」「電気的どうのというのではなく、音色が、かなり変わってしまいます。」

K氏.「不思議なものですよね。」

と、ここからまた、真空管の話しで盛り上がったのですが、どんどんコアな話しになってしまいましたので今回はこの辺で終わります。

1999年7月