おやじの館アーカイブス
Vol.10 1999年12月
参加者は、お客さんのK氏、N氏、と私大蔵です。

N氏.「ガハハハハ毎度どうも。」とN氏がK氏と来店される。

K氏.「この前のストラト良かったよ。」「今日持ってきたよ。早速ライヴにも使ったよ。」

私.「それより、この前プレゼントして頂いたCitationXX有り難うございました。」「もうー10数年来欲しかったオ−ディオAMPですから。」「私は、ダブルX程の音がするAMPを今だしりませんから。」

N氏.「だってずーっと欲しがってたじゃない。喜んでくれたらと思ってね。」

K氏.「CitationXXを貰ったんですか。あんなに高かったものを。」

私.「そうです、ここに在ります。」「H氏には古いコイルを二巻き、W氏にはM.Manのアンプを。Kさんも何かください。」

K氏.「・・・・・・・・・」

私.「Kさんてば!」

N氏.「ガハハハハ。」

私.「本当CitationXXは凄い。」「ギターで言うとLes Paul STDの様。めちゃくちゃ反応がよい。」「それでいて凄く音楽してる。」「大体のオーディオAMPって『HI-hiでしょ』ていっているような物が多いでしょう。でも本当は全然反応が悪くていて、そのくせやたらとうるさいかったりして。」 「良いAMPてそうだけど、8inchのフルレンジスピ−カ−でオーケストラ鳴らしても壮大なスケールで鳴るし、15inchのウ−ハ−にホーンドライバーっていうスピカーで女性ボーカルを聴いてもちゃんと女性のサイズの音像で鳴る。」

N氏.「これだけ喜んでくれれば、プレゼントした甲斐があるガハハハハ。」

K氏.「確かにCitationXXって、凄い。大体この大きさで、コストのかかったパーツ使って当時の、或いは現在でも超えていないかもしれない技術で作られた物凄いホームオーディオ。」「めちゃくちゃ贅沢ですね。」

私.「そうですね。」「で、Kさんもなにかください。」

K氏.「何にもあげない。」

私.「Kんなんか嫌いだ。」

K氏.「あ−もう、だだをこねないの。」

N氏.「ガハハハハ。ところでギターの話を。」「Kさん、今日持ってきたこのStrat凄く良いよ。」「この前、人から譲ってもらったんだ。」

K氏.「マスタービルダーですよね。」「これは良いアッシュボディだな−。」

N氏.「いやー最近さ良いStarを持っていなかったから凄く嬉しくてさ。」「早速一昨日のライブに使ったんだ。」とStratを弾き始める。」「このハーフトーンの音も良いでしょう。」

K氏.「この音好きな人多いでしょう。」

私.「Nさんて、気に入ったギターを弾いているとすぐ分かる。顔で弾き始めるから。」

N氏.「いやーこれは良い。」「オールドで良いStratはいっぱいあるけど高いからね。」

K氏.「Nさんは、ブリッジプレートは浮かします?」

N氏.「オレはアームを使わないからスプリング5本でトップにぴったり着けてるよ。」

K氏.「でも、少し浮かせた方がサスティーンがでるでしょう。」

N氏.「ほらオレの場合ライブで弦を切った場合ブリッジプレートを上げてあるとそれでおわっちゃうからね。」 「これからだ!!ていう時にいっちゃうとどうにもならないからね。」

私.「いや、Nさんだったら大丈夫。なにしろH氏方に遊びにいった時、H氏とセッションしていてH氏のギタ−を弾きまくっていましたから。」「私は、勝手にNさんを『伝説のギターリスト』って言っているんですがまた伝説ができた。」

K氏.「何かあったんですか。」

私. 「NさんがH氏のギターを弾きまくっていたその時、そのギターのネックのバインディングが、外れてしまったのにも関わらず、一曲終わるまで弾き倒していましたから。」
N氏.「そりゃ始まったら途中で止める訳にはいかないさ。だけどStratでフローティングさせていて弦が切れてチューニング狂った状態じゃ厳しいよ、いくらオレだってガハハハハ。」

K氏.「確かにトランストレモロみたいにロックが無いですからね。」「音でいくとフローティングさせた方が、構造上からも良いですがそれが困りモノですね。」

私.「でも、オールドのストラトは、1弦が切れたぐらいじゃほとんど困る程チューニングが狂わないですよ。」
N氏.「えーそうなの。どうして。」

私.「よく弦が切れるとトレモロが動くからチューニングが狂うと思っている方が多いんですけど、それよりネックが動いたりトレモロの取り付け部の強度不足の方 が影響が大きいですよ実際は。」「ぶらぶらんの状態で無ければ、50'Sのオールドはそんなに困らない。」

N氏.「ずるいなー。」

私.「ところで、今日、Nさんの苦手なギターを持ってきたんですよ。」「私は、一番好きなギターですが、'52のTelecasterと'53のEsquier。」 「Nさん弾いて。」

私.「まず一つしかPUが無いEsquierから。」

N氏Esquierを弾きながら「フロントが無い!!」

K氏.「いつ聴いても、アッシュらしいゴリとした太い音ですね。」「でも、私も苦手なんですよ。私には、弾きずらくて。」

N氏、今度は、Telecasterを弾き始める。

私.「センターはセレクト出来ないですから。50'SのTeleは。」

N氏.「そうだった−。う−。」と言いながらも弾きまくるN氏。

私.「やはり良いアッシュのFender は良い。」

N氏Teleを手にとって弾きながら「確かにそうだけど弾きずらい。どうもTeleは好きになれない。Stratが良い。」 「私はなぜか、Teleに馴染めない。」「それは別として、やはり良く出来ているな−オールドは。」「それにしても、いつ見ても、このEsquierは、凄い材だね。」

私.「NさんのStratのボディ−も凄くオールドっぽい材でしょ。」「だから鳴りもすごくらしい鳴り。」

K氏.「それに、NさんのStratはジョン・イングリッシュの作ったものでしょ、何かオールドのような味がある。」 「彼は、Fenderの生え抜きだから、もしかしたら昔ながらの良い意味でちまちまと細かいところ作り込むんじゃ無くて、大胆に作るんじゃないかな、だからオールドの雰囲気があるのかも知れませんね。」

私.「そうですね。ギターってギター相ってあるじゃないですか。」

K氏.「あるある。」

私.「相が実に良い。」「FenderらしいんですよNさんのStratって。」

K氏.「FenderのギターがFenderらしいって言うのもおかしい感じがするけど実際オールドの顔が我々のFenderのイメージなんですよ。」 「ところが、長いこと色々なコピーモデルとかリッシューものを大量に見せられているからちょっとマヒしているところがある。だから雰囲気のある顔のギターを見るとFenderっぽい!! と思うのでしょうね。」

私.「つい不満を言いたくなるんですが、普通のヴィンテージでこの雰囲気だと良いんですが。」

K氏.「そうね。」

私.「Nさん、今度はアルダーボディのものと比べてみません。」

N氏.「オレは、アルダーボディも好きだよ。」 早速60年代のオールドを数本弾くN氏。「うーん、このノントレ結構好きだなー。」

私.「Nさんって意外と軽めのチャキっとした音が好きなんですね。」

K氏.「心情的に分かります。こういう音出したい時あるんですよ。」 N氏再び顔で弾きまくる。ギュイーン、ブチ!! 「あ−切れたー。弦が古いよ。」とN氏。素早く違うStratを渡す。ギュイ−ン、ブチ!!

K氏.「あっ、また切った。」

N氏.「弦が−。」 と言いながら弾き続ける。

私.「ところでNさんは、本来はStratの人ですよね。」

N氏.「そうだよ。」

私.「Kさんは、StratとLes Paulだとどちらが好きなんですか。」

K氏.「Les Paulです。」「大蔵さんはFender党だから。特にTele党だから。」

私.「何か悪者の様じゃないですか。」

K氏.「そう。」

私.「えー。」

K氏.「うそうそ。」「でもTele党なのにSTD 持っているし、欲しがるし、やっぱり悪者ですね。」

N氏.「何を言っているか分からん。」

私.「Kさん何か下さい。」

混乱しつつ次回に続く。

K氏は、この後、「これ、ぐっとくるでしょう。」とColtとOOの( 合法の物ですよもちろん )の危ない人が持つとかなり危険なものをプレゼントしてくれました。

1999年12月

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