おやじの館アーカイブス
Vol.11 2000年1月
参加者は、お客さんのK氏、N氏、と私大蔵です。

K氏が来店される。「どうも。」

私.「この前は、とCOLTとアルマーをプレゼントして頂いてありがとうございました。」 「40も大分過ぎると誕生日なんて嬉しくも何とも無いですが物を貰うのは幾つになっても嬉しい。」

そこにN氏が来店されて「いやーまいど。」

私.「Nさんに色々プレゼント頂いたんですよ。」

N氏.「この前、散々何かくれー、と言い続けていたからな。」

私.「そうです。言い続けてみるものです。」

K氏.「このおやじは(私の事)、とんでもないおやじです。」「大分散財してしまいました。」

私.「良いじゃないですか。とても嬉しがっているんだから。」

K氏.「何か納得がいかない。」

N氏.「ガハハハハハまあ良いんじゃない。」

私.「Kさん、今度は現金を下さいね。」

K氏.「…………。」

私.「Kさんってばー。」

N氏.「ガハハハハ、ところで今日はALTECとJBLのスピーカーユニットを持って来たよ。」

K氏.「417-8HとK-110ですね。」「大蔵さんが、アメリカから取ったD-120Fも在るし、これみんな頂けるんですか。」

N氏と私.「あげない!」

K氏.「何か、納得がいかないなー。」

N氏.「ガハハハハハ。ほんと最近良い状態のJBLとかのアルニコユニットがなかなか無いからね。」

私.「JBLとかは、リコーンできるんでそれは心配無いですが、落っことされたりしてマグネットが退磁しているとどうにもなりませんから。」

K氏.「オールドFenderAMPにJBLの組み合わせは最高ですからね。」「今日の、試奏用の'65のPrinceton RVとても良い鳴りをしているけどノーマルのスピーカーユニットだと全開で歪ませるとギターにもよるけどスピーカーが負けてしまう。そんな場合は、付けたいですね。」 「それに、音色面でも甘くて艶っぽい音が出ますからね。」

私.「お客さんによっては、ノーマルのスピーカーのちょっと紙臭い音が好きという方もいますが、ノーマルのスピーカーは紙のエッジでもう30年も経っていますから限界に近いものも在りますから困るんです。」「特にあまり使っていなかったものは辛い。」

K氏.「そうですね。ノーマルのスピーカーはリコーンできませんし、ローコストのものですから使い捨てという考えだったのでしょうからね。」「今だとノーマルのスピーカーのリプレイスものとしては何が良いでしょうね。」

私.「Fenderのリッシューのものがそっくりです。」

K氏.「あっ、そうですね。」「あれは良くできていますものね。」

私.「ところでこの前S氏が来店された時、『この前ジーザス(N氏の事)のライブを見に行ったら、65のDeluxe RVでStratを弾いていてメチャクチャ良い音出していた。』って言ってましたけどあれはJBL付きでしたよね。」

N氏.「そう!! あれは最高の、とっておきAMPなんだよ。あれだけは、絶対に人に貸さない。」「いつもやってるライブハウスのサイズだったら音量 的にも充分だよ。」

K氏.「JBLが付いていればノ−マルより3dB位 上がっているはずだから理屈では倍に近い音量が出ているようなものですからね。」

N氏.「オールドFenderにはJBL、BoogieにはALTECだね。」「Les Paul、Boogie、ALTECの組み合わせは最高だね。もはや無敵ガハハハハハ。」

K氏.「確かに、BoogieMKIIとLes Paulの組み合わせは相性が良いですね。」「ただALTECは結構音が暴れるんですよね。でもBoogieとの相性が良いから味に成るんでしょうね。」

私.「オーディオでもALTECの方が、f0低いしエッジも柔らかくてぶらんぶらんしているから柔らかい音がすると思っている人がいますが、実はかなり粗っぽい音がしますからね。」 「JBLの方が、うるさく無くて艶っぽい音ですから。」

K氏.「そうですね。」「私は、MKII BタイプにJBLを付けています。」

私.「それは実は、全く別の理由だったっんでしょう。」

K氏.「その話は秘密です。」

N氏.「何。」

私.「じつは、Kさんは。」

K氏.「だから秘密ですからね。」

私.「だそうです。」「それはそれとして、何かALTECの悪口を言っている様に聞こえると困るんですけど、ALTECは、凄く音が太くて、スピ−カ−自体が、オレはALTECと主張しているところがあって、ALTECに合うハコなり、アンプなりを持って来ないとなかなかうまくいかないところがある。」「JBLにはその辺は無い。」

K氏.「そうですね。適応はわりと広い。」

私.「Boogie MKIIは、そういう意味ではALTECに良くマッチしている。」 「さらに、Les PaulもALTECに良くマッチしている。」

N氏.「何時も言っているけれどアンプとギターで一つの楽器だから相性は重要だよ。」

私.「オーディオでもそうだけど特にスピーカーは、原理構造が開発された戦前の頃と変わらないし、振動して音を発するところは楽器と同じですから凄く楽器っぽい要素があるものですしね。」

N氏.「オーディオと言えば、TさんがREVOXのオープンデッキをくれると言っていたけどどうなったの。」

私.「やっと出て来たみたい、今度取りに来てとの事でした。」「私は、MICROの5000番を頂けることになっています。」

K氏.「また、もらうんですか。」

私.「私の人柄でしょう。」

K氏.「……。」

私.「Tさんに頂ける5000番にはオールドSMEとサエックのアームも付いていますよ。」

K氏.「サエックの308SXだったら欲しいなー。」「持っていたんだけれど壊れてしまって、それでGARRARDのプレーヤーが使えないんですよ。」

私.「あげない。」

K氏.「何、このおやじ、いじわるだなー。」

N氏.「子供みたいだなー。ガハハハハ。」

ここですっかり話がオーディオの方へ行ってしまいなぜかそれからRCカーの方へ脱線したりして約1時間経過。      
                        -中略-

私.「今度は、もっと複雑なコースでやりましょう。」

K氏.「ところで、そろそろギターの話に戻ましょ。」

私.「そうでしたね。」

N氏.「まあ、みんな通ずるところがあるよね。」

私.「確かにそうです。」「チューンナップって言いますけど楽器でも何でも、正に、チューニングをアップするものですからね。」 「やたら改造したり、なにかを付けたり、外したりするものでは無くて、いかにベストな状態にセッティングしていくかという事ですから。」

K氏.「良いものはみんなそうですね。」

N氏.「煮ても、焼いてもどうにもならないのもあるけどガハハハハ。」

私.「Nさんのお気に入りの70'sのStratをPrinceton Reverbで弾いてみます。」

早速Stratを弾き出すN氏.「この音がたまらないね。」

K氏.「アルダーボディのStratと良く合いますね。」「それと、永山さんのプレイスタイルにもとても合っていますよね。」

私.「今度は、'64Stratを弾いてみます?」

N氏弾き始める。

私.「出音のエネルギーは、こちらの方がありますね。後、このオールドFender独特のゴソッとした音が凄い。」

K氏.「この辺との、組み合わせだとJBLを付けたくなりますね。」「ノーマルだとスピーカーが負けそうですね。」「今度は、私の組んだStratで試させてください。」しばらく弾いてK氏. 「やはりこのアンプ良いなー。」「欲しい。」「NさんK-110売って下さいよ。」

N氏.「だめ。これ手に入れるのには結構苦労したんだから。ガハハハ。」

K氏.「何か、みんな、いじわるだなー。」「ほんと、新品で、良いアルニコのスピーカーユニットをどこかで出してくれると嬉しいのですが。」

N氏.「楽器フェアで、試奏したStandelのアンプは良かったよ。あれに付いていたのが、JBL風のアルニココスピーカーユニットだったよ。」

K氏.「あれは良かったですね、ただユニット単体の音が分からない。」

私.「私もチェックして良さそうなんで、10inchを試しにオーダーしました。もうすぐ入荷するそうです。」

「入荷したらオールドアンプや色々なアンプに付けてみようと思っています。その時は、Kさん手伝ってね。」

K氏そばにあったMartinの'53年のD-18を取って弾き出して「やっぱりオールドMartinは良い音出しますね。」

私.「それは勿論そうですが、よそ事を言ってないで手伝ってよ。」

K氏.「歳なんですから、重いものは腰に悪い。」

N氏.「ガハハハハハハハ。」
次回に続く。

2000年1月

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